家を建てる。私に合う、合わない。後悔しないための基礎知識。

これからお家を買おうかな、どうしようかな、というなかで皆さんが住宅会社やモデルハウスを見に行ったり、資料請求したり、インターネットで調べたりすると、当たり前ですけど、良い事しか書いてないですよね。どこの住宅会社だって自分のところで建ててもらいたいわけです。良いところだけを説明受けて「へぇ、そうなんだ」で済ませないために、これは私に合う、合わないと判断するための基礎知識を身につけてもらいたいと思います。全く知識がない状態で住宅会社やモデルハウスを廻ったら、どれもなんとなくいいなぁ、という感じになると思うんです。もちろん、明らかに合わないなっていうのは判断つくと思います。そういったフィーリングだけではなくて、しっかりと判断する基準というものを基礎知識として伝えていきたいと思います。

 

住宅購入者がどこを後悔し、どこを失敗しているか

過去20~50年、お家を買った人のだいたい7割くらいの人が何かしらの後悔をかかえているというデータがあります。まぁ、これ、お家に限らず何でもそうですよね。例えばデパートとかで洋服買ったりだとか、カバン買ったりして、お店で見たときはいいなぁと思ったんだけども、家に帰ってみたらなんでこれ買っちゃったのかなっていう失敗を経験したことは1度や2度あるんじゃないかな、と思います。値段の安いものだったら、次のとき気をつければいいやで済むかもしれないですが、住宅みたいに何千万もする大きな買い物だったら今回失敗したけど次回はうまくいけばいいよねっていうことにはならないですよね。なので、始めから失敗しないため、後悔しないための住宅購入の基礎知識というものをご紹介していきます。

趣味とか好みとかでわかれるような話はしません。例えばデザインがどうだとか、間取りがどうだとか、そういったものは自分の好みっていうものがあると思うので。あまり好みによってわかれない話、そこが『後悔しない』ってことに繋がるんです。

お家を買った人が、どこで後悔をしているか、どこで失敗しているか。比較的、目に見えている箇所に関してはそこそこ満足しているという人が多いんです。例えば、デザインをどうするだとか、壁の色をどうするだとか、キッチンをどんな種類にするだとか。でも、お家って買ってから実際に暮らし始めて1~2年経ってみないとわからないことって結構あったりするんですよね。例えば何かっていうと、めちゃくちゃお洒落で、お部屋も広いのができた!だけど夏がめちゃくちゃ暑いだとか、エアコンいくらかけてもなかなか涼しくならないだとか、逆に冬場だったら暖房の効きが悪くて家の中でもダウンジャケット脱げませんだとか、電気代がやたらかかるだとか、光熱費がかかるだとか。要は、家も車と同じように燃費っていうのがあるんですよね。あとは傷むのが早いだとか。それって何かって言うと、性能なんです。家にも性能っていうのがあって、耐震性能っていうのはなんとなく思い浮かぶと思いますけど、耐震性能以外にも性能っていうのは色々あって、パッと見いいんだけれども、性能悪いお家を買ってしまうと1~2年経ってからあれ?ってことになってしまうんですよね。最近でいうと太陽光発電って流行ってますけど、付けたほうがいいのかな、どうかなって考えている人もいますよね。家にも燃費があって、全く同じ大きさやデザイン、間取りなんだけれども、光熱費がかかっちゃうお家と光熱費もかからずに快適に過ごせるお家だったら、光熱費がかかるお家にいくら太陽光発電をのせても穴の開いたバケツに水を貯めようとするのと同じなので、せっかく太陽光発電にするなら燃費のいいお家にのせたほうが勿論いいわけです。車に乗る方はわかると思いますけど、いくらデザインが良かったとしてもリッター4~5キロしか走りません、最高速度50キロです、なんて性能の悪い車なんて買わなくないですか?恋人とお付き合いするときも、いくらビジュアルが良くても性格悪かったらお付き合いしませんよね?お家もデザインだけじゃなくて、中身、性能がいいものでないと後悔することになるということです。

それから、住宅購入者の後悔したことで2番目に多いのが資金、お金の面です。マイナス金利ってよく耳にすると思うんですけど、いま銀行預金は全く増えない状況が続いていて、預けるということでは昔のように良い思いをすることはほぼ出来なくなっていますけれども、逆に住宅ローンとして借りるほうでは過去ないくらいに好条件なんですよね。もし手元に現金がたくさんあって、私はローンを組む必要はない、キャッシュで買うわっていう羨ましい方も今だったらローンはかなり良い条件なんで、現金を手元に置いておいてローンを組んだ方がいいっていう考え方をしている方もいるくらいなんです。どういう判断をすれば一番得かという話もしていきたいと思います。例えば、同じ4,000万円の家を買ったとしても、住宅に関するお金の知恵があるかないかでポケットから出るお金って、うまく遣り繰りした人と特に何も考えずにパッとローンを組んだ人では最終的に500~600万円くらいかわるんですよ。なので、これをどういう準備をすればうまくいくかなっていうのをご紹介していきます。

 

この続きはまた次回のブログにて。9/23(祝・月)開催の後悔しないための賢い家づくり勉強会】(予約制)でも聴講できます。当日は講師の方を招いての勉強会となりますので、疑問に思ったことも直接聞くことが出来ます。お気軽にご参加ください。お待ちしております。

 

 

 

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