新築戸建てのジャンルわけ

株式投資だったら良かれと思ってやってもうまくいかないことってありますよね。だけど、住宅に関するお金の知恵っていうのは正しい知識で正しい事やればほぼ間違いなく、100~200万だったらほぼ間違いなく無駄に払うお金っていうのを減らすことができます。なので、今回はお家づくりの性能と資金をテーマとして、皆さんのお役に立てればいいなと思って話を進めていきます。

 

新築戸建てを大きくジャンルわけする

それでは本題に入っていきます。皆さんがお家を買う選択肢、マイホーム検討の選択肢というとものすごく沢山あると思います。これは土地柄でマンションが多かったり、戸建てが多かったりと傾向はありますけど皆さんがお家を買う選択肢でいうと、大きくは新築を買うか中古を買うか、戸建てで建てるかマンションを買うかの大きな分類があると思います。今回は新築をメインにお話しますけど、マンションを買おうと思っていた方でも応用がきく話ではあるので心配なく一緒に勉強していきましょう。

新築の戸建て、といってもまたこれ山ほど選択肢があるんですよね。おそらくですね、『葛飾区 マイホーム』とか『葛飾区 新築』とか『東京都 注文住宅』とインターネットで検索かけると小さいところまで含めたら下手したら1,000社以上あると思います。100社でも多いですけど、1,000社になっちゃったらそんなの全部回れっこないですよね。人にもよりますけど、だいたい5~10社くらいまわってみて絞っていって最後にここにしようと決める方が多です。一般的には住宅会社まわるときに、雑誌見たりあるいはホームページ見たりチラシを見て行くということが多いと思います。とはいえ何社も何社も見ることは出来ませんので、新築の戸建てといってもですね、会社は沢山あるけれどもジャンルとしては大きくこういうジャンルがあるんだなっていうのを知っておくといいと思います。新築の戸建てと言うと、分譲戸建て。いわゆる建売。他にはハウスメーカー、工務店、設計事務所。こういうふうに大きくジャンル分けできると思います。別にこれ、どれが良くてどれが悪いということではありません。向き不向きの話です。こういうことを重視する人はこれ、こっちが大切な人はこれ、といった具合に人それぞれ向き不向きということです。これからそれぞれの特徴を解説しようと思います。私にはどれが合っているかな、どれが向いてるかなというのを今後の判断の材料にしてもらえるといいと思います。

上の図(持ち家の種類とは?)を見てください。新築の戸建てっていうと、分譲戸建て住宅、ハウスメーカー、工務店、設計事務所が選択肢としてありますけど、まず分譲戸建て住宅のところで線引きがあります。なんとなくわかると思いますけど、新築の戸建てって考えたときは、分譲戸建て、いわゆる建売っていうやつですね。この図の線の下からが自分の持っている土地もしくは住みたいなと思っている土地を買ってオーダーをして建てる注文住宅っていうものにあたります。新築の戸建てを買おうと思ったら、建売で買うか、注文住宅で買うか、これが大きな選択肢の2つになると思います。

建売は、地方都市であれば分譲住宅地みたいな20軒30軒売り出しているところありますよね?まぁ、首都圏ではこれだけの規模はなかなかないと思いますけれども。チラシでよく入っているものだとしたら、『分譲住宅販売会 土地建物4LDK木造2階建て 4,180万』というようなものですね。これはまぁ、地域によって高くなったり、安くなったりすると思います。駅近だったら高いでしょうし、離れれば安いですよね。建売っていうのは要するにこういった完成物件を買う家の買い方のことを言います。

建売分譲住宅の良いところっていうのは、簡便性志向の方って書いてありますけど、どういうことかって言うと、【簡単に買える】ということですね。簡単に買えるというのが、一番のメリットですね。もう建売っていうのは完成していますし、直接見学も出来るし、さっきのチラシみたいに値段もついているので、契約したら決済すればすぐ翌日からでも生活出来ちゃうんです。注文住宅の場合だと、土地をさがす、土地を決済する、それにたいしてプランニングしてもらって、見積してもらって、工事してもらう。こうなると、どんなに早くても6ヶ月くらいはかかります。なので、そこまで拘りはないし、いろいろ考えるのが面倒だし、時間もかけられないっていう人には建売っていうのは簡単に買えるからいいかもしれませんね。その反面、注文住宅の場合、土地を探したり、プランニングしてもらったりっていうのを楽しめる人にはそれ自体がメリットになりますよね。建売、注文住宅どちらもいいと思います。私個人としてはどちらかいうと拘りたい性格なので、注文住宅が好きです。だから、そこまで拘りはないし、そこまで時間かけられないなっていう方にとっては、【簡単に買える】っていうのが建売のいいところですね。ただ、建売を買う時の注意点がありまして。変な建売買ったときほどあとで後悔することになるので、建売の注意点気にしてくださいね。

建売っていうのは、売る方の立場、ようは不動産会社だとか建設会社だとかの立場で考えるとどうしても売りやすさっていうのを考えるんですよ。不動産会社や建設会社が建売やるわけですけれども、ここだったら売れるよな、ここで土地を仕入れて、建物たてて、会社ですから利益をのせて売る、と。天気のいい日にみなさんを販売会にご案内して、どうですか、この物件めちゃくちゃ人気あるんで来週になるとないかもしれませんよ、みたいな営業トークをするわけです。その時に、売る方の立場で売りやすさっていうのを考えるんですけど、売りやすさってどういうことかっていうと、やっぱり値段を考えて作るってことですよね。この地域だったら○○○○万、駅から離れてるから△△△△万、といったように相場ってあるじゃないですか。

例えば、青砥駅から徒歩15分で『2階建て4LDK 2億円』なんていったら誰も買いませんよね?そんなバカなってなっちゃいますよね?だから売る方の立場でいったら、販売会に皆さんを案内したときに見栄えするところには結構お金をかけているんだけれども、パッと見でわかりにくいところがあんまりお金かけられていないってことがあるんですよね。ようは、全部グレード高くしちゃうと売り出す時の金額高くなっちゃうから、価格をおさせて目につくところだけ良くしようっていう建売がときどきあるんです。見栄えするところだけよくするお家っていうのはどういうものかっていうと、リビングの床がオール無垢の自然素材のフローリング使ってます、床暖房ついてます、キッチンの設備がやたら充実してる、食洗機ついてます、最近でいうとAIスピーカーに話しかければエアコンも電気もつけてくれます、みたいな古い家に住んでいたり賃貸だったりする人にとってはもうそれだけでおおぅ!っとなっちゃうような機能、設備がついているような家です。その一方、パツと見でわかりにくいところが何かっていうと、壁の中の断熱だとか、建物全体の構造だとか、壁つけちゃったら見えないところです。断熱とか構造が残念なお家になっちゃうと、夏めちゃくちゃ暑いとか、冬は暖房ガンガンつけないと寒くて暮らせないとか、傷むのが早いとか後々後悔することがあったりするんですよ。だから販売会のときに住宅会社の人に、「設備や機能がハイグレードで、金額も手頃でとても気に入りました。断熱とか構造とかはどうなっていますか?」って聞くんです。そしたら住宅会社の人はきっと「ご安心ください。しっかりやっていますよ。」って100%言いますよ。「すいません、お客さん。キッチンと床暖房にお金かけちゃったんで、断熱はうすくなっててちょっとマズイんです」なんて絶対言うわけないじゃないですか。だから質問の仕方っていうのがあるんですよね。例えば車買う時に、この車燃費いいですか?って聞いたら、燃費いいですよって返ってきますけど、この車リッター何キロ走ります?って聞いたら、リッター20キロです、30キロですって答えなくてはいけないじゃないですか。住宅でもそういう聞き方、聞く数値っていうのがあるんです。

 

この続きは1/25(土)開催の【後悔しないための賢い家づくり勉強会】(予約制)でも聴講できます。当日は講師の方を招いての勉強会となりますので、疑問に思ったことも直接聞くことが出来ます。お気軽にご参加ください。お待ちしております。

注文住宅の工務店なら東京葛飾のオネストアーク|建築家と建てる家