【GENBA BLOG】トベログ:地盤改良について
みなさま、こんにちは!
現場監督のトベです。
先日、葛飾区の新築現場の地盤改良工事に立合いました。
そこで今回は地盤改良について話題を上げたいと思います。
みなさま地盤改良についてお調べになったことはありますでしょうか。
おもに4種類の工法があります。
~ここで、マニアックトベが通ります~
ε=ε=ε=ε=ε=(o゚ー゚)oブーン!!
①柱状改良工法
柱状改良工法は円柱状に地盤を固めた改良杭によって建物を支える地盤改良工事のことで、軟弱地盤の深さが地中2~8mの場合に用いられる工法です。地中に直径60cmほどの穴をあけ、良好な地盤まで掘ります。地盤を掘る過程で水を混ぜたセメントを注入して土と混ぜて撹拌し、円柱状の固い地盤を築くことで強化する仕組みです。【引用元:https://www.j-shield.co.jp/sumaken/request-ground-improvement-work】
簡単にまとめると、穴を掘ってセメントを流しこむのが柱状改良です。
恐らく一般木造住宅で一多く採用されているのではないかと思います。
メリット:比較的施工費が安価。
多くの地盤業者で取扱われている。基礎地盤の支持力が上がる。
デメリット:土壌汚染の原因になる物質が発生する場合がある(六価クロム)
技術の差が出やすく、沈下事故発生率が高い。
地中埋設物になり土地売却時に撤去が必要(売主負担)
②表層改良工法
表層改良工法は、セメントを使用して地表周辺を固める地盤改良工事のことで、地盤の軟弱な部分が地表から2mまでの浅い場合に用いられる工法です。表層部の軟弱地盤部分を掘削し、セメント系固化材を土に混ぜて十分に締固めて強度を高めます。【引用元:https://www.j-shield.co.jp/sumaken/request-ground-improvement-work】
こちらは軟弱な地盤が浅い所にある場合に施工可能な
箱型の大きな浅めの穴を掘りそこにセメントを流し込む工法です。
メリット:軟弱地盤が浅い場合、値段が安く済む。
液状化現象の対策として有効 etc..
デメリット:高度な技術が必要。=施工業者によって仕上がりが左右される
地下水位が地盤改良をする高さよりも高い場合は施工不可
勾配がきつい土地は施工不可 etc…
①鋼管杭工法
小口径鋼管杭工法は、鋼管で地中から建物を支える地盤改良工事のことで、地中30mまでの地盤補強が可能です。地中深くにある固い地盤に鋼管の杭を打って、建物を安定させます。【引用元:https://www.j-shield.co.jp/sumaken/request-ground-improvement-work】
こちらは文字の意味そのまま、金属製の杭を使用した工法です。
メリット:工期が短い(1-2日)
地盤の強度が高い。六価クロム発生がない。
柱状改良に比べて土地の資産価値が低下しにくい。 etc…
デメリット:柱状改良より値段が高い。
施工音が大きい。
支持層がないと施工不可。 etc…
弊社はこの鋼管杭工法の中のひとつである“Σ-i工法”を標準採用しております!
④砕石工法
地盤を円柱状に掘削し、砕石(主に天然砕石)を投入して、
締め固めることによって、宅地地盤を強くする工法。【引用元:https://k-chiken.com/jhs/knowledge/entry-413.html】
こちらは砕石の杭です!
メリット:将来撤去の必要がない。(地中埋設物にならない)
土地全体が強くなり地震に強い。etc…
デメリット:すべての土地に採用できるわけでない。
近接する擁壁等の構造物を破損する可能性がある。
施工費が高い。etc…
詳しく言い続けるともっと工法が存在します。
説明したいところですが大変長くて難しい話になるので今回は割愛します。
私の投稿って割愛多いですよね。すみません。
いや、ほんとに建築の世界って奥深いんですよ…
このブログでは木造のことについてしか触れていないですが
これが鉄骨、鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリートと他にも構造があり
それぞれまた違う見解や工法があるので割愛が多くなってしまっても仕方ありませんよね?#開き直り注意
どうしても住宅のデザインや性能等に目が行きがちですが
これを機に是非とも地盤改良についてお調べになってみてくださいませ!!!!
【 トベの一言 】
林・金コンビが私の元を巣立ち、
9月から新たに橋本・馬場コンビが工務一派に加わりました。
ビックリするほどタイプが違うので人間って面白いなと感じさせられます。
守るべきものが増えると人は強くなるといいますが最初の4カ月はプレッシャーと責任感で自分の中の
コップの水があふれそうになった瞬間もありました。
しかし最近は、身近な存在に支えられ、いつも私を信頼してくれる大切な仲間や職人さんたちに感謝することで
重く感じていたことがいい意味で少しずつ軽くなっていき、自分らしさを取り戻せている気がします。
人はつらくなると自分ばかり、と思いがちですが
思っている以上に周りの人や環境や恵まれ支えられているものです。
それを忘れずにいられる人間でありたいと思います。
残暑厳しいですが、共に体調管理に気を配り秋の訪れを楽しみにしましょう!
おわり
